まず、意識を確認
肩をやさしく叩きながら呼びかけてください。 呼びかけに反応しない・返事がおかしい・まっすぐ歩けないときは、 重い熱中症の疑いがあります。ためらわず救急車を呼んでください。
押すと電話アプリが開き、119番(消防・救急)へ発信できます。 電話のできない端末では、近くの人に通報を頼んでください。 救急車を呼ぶか迷ったら、電話アプリで「#7119シャープ7119」(救急安心センター事業)へ発信して相談できます(実施していない地域もあります)。
呼びかけに反応がなく、普段どおりの呼吸がないときは、 119番の通信指令員の指示に従って胸骨圧迫(心肺蘇生)を最優先してください。
呼吸があるなら、救急車を待つ間も下の手順1から3(きぐるみから出す・涼しい場所へ・体を冷やす)を続けてください。 意識がはっきりしないうちは、飲み物を無理に飲ませないでください(気道に入る危険があります)。
応急対応の手順
意識がはっきりしている場合も、めまい・立ちくらみ・大量の汗・頭痛・吐き気などがあれば 熱中症を疑い、すぐに次の手順をとってください。
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1きぐるみから出す(ヘッド、ハンド、ジッパー)
周りの人に応援を頼み、次の順で脱がせます。
- ヘッドを最初に外す(顔色・呼吸・意識を確認できるようにする)
- ハンド(グローブ)を外す(手のひらは放熱と冷却に使える部位)
- ジッパーを開けて上半身を脱がせ、風を通す
留め具の位置が分からないときは本人や同行者に確認を。 外せない場合も、ジッパーを開けて風を通すだけで放熱できます。 ヘッドを外したあとの脱衣は、日陰へ移しながらで構いません。 意識がない人のヘッドを外すときは、1人が首と頭を支え、 もう1人がまっすぐ引き抜いてください(首を揺らさないため)。
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2涼しい場所へ移動する
冷房の効いた室内が最優先。近くになければ風通しのよい日陰へ。 自力で歩けないときは無理に歩かせず、その場で日陰を作って手順3を始めてください。 移動したら衣服をゆるめて安静に寝かせ、意識がはっきりしない・吐き気があるときは 体を横向きにしてください(吐いたものが喉に詰まらないようにするため)。
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3体を冷やす
- 首の両わき・脇の下・足の付け根を、保冷剤や冷たいペットボトルで冷やす
- できれば全身に水をかけ、うちわ・扇風機であおぐ(気化熱で効率よく冷える)
- 濡れタオルを体に当てて、あおぐのも有効
体温を早く下げることが最優先です。冷やしすぎを心配して冷却を遅らせず、 救急隊が到着するか、意識がはっきりして回復するまで冷却を続けてください。
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4水分・塩分をとる(意識がはっきりしている場合のみ)
自分で持って飲めるなら、経口補水液やスポーツドリンクを少しずつ。 吐き気がある・自力で飲めないときは飲ませず、医療機関へ。
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5回復しても、その日の着用は中止
症状が良くなっても体温調節の働きは乱れたままです。その日は着用に戻らず、 誰かが付き添って様子を見てください。絶対に1人にしないでください。 症状が改善しない・悪化するときは医療機関を受診してください。
やってはいけないこと
- 意識がはっきりしない人に、飲み物を無理に飲ませる(気道に入る危険)
- 本人を1人にする(「少し休めば大丈夫」と言っても、必ず誰かが付き添う)
- 「様子を見よう」と冷却を後回しにする(体温を下げるのが最優先)
ふだんの予防
予報トップで当日の判定と連続活動時間の目安を確認し、 「30分着たら30分休む」を基本にしてください。きぐるみ活動は必ず2人以上で行い、 着用者以外の付き添い(ハンドラー・アテンド)を付けてください。
出典と免責事項
このページの手順は、次の公的資料の応急処置の考え方に沿って作成しています(参照日: 2026年8月)。
- 環境省「熱中症環境保健マニュアル」
- 日本救急医学会「熱中症診療ガイドライン2024」(学会サイト内で公開)
きぐるみの脱がせ方(ヘッド、ハンド、ジッパー)は、顔と気道の確認を最優先にする 考え方に基づくきぐるみ活動特有の補足です。
注意: このページは一般的な応急対応の目安であり、医療上の助言に代わるものではありません。 判断に迷うときは119番通報、または救急安心センター事業(シャープ7119)などの窓口へ相談してください。